Jan 1, 2010

【映画】 アバター見てきました

http://www.youtube.com/watch?v=Sxv1HPFs2nA
※予告映像見たい方はyoutubeで見てください。

ジェームス・キャメロンが構想14年、製作4年かけた超大作『アバター』を見てきました。
脅威の3D映像は圧巻です。ストーリーの骨格や設定自体はなんてことないですが、その映像は圧巻。映画を新たな次元に持ち上げた作品と言っていいでしょう。

【あらすじ】
元海兵隊員のジェイクは、遥か彼方の衛星パンドラで実行される“アバター・プログラム”への参加を要請された。パンドラの住人と人間の遺伝子から造られた肉体に意識を送り込むことで、息をのむほどに美しいその星に入り込むことができるのだ。そこで様ざまな発見と思いがけない愛を経験した彼は、やがて一つの文明を救うための戦いに身を投じていく…。
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD15229/index.html
(goo 映画より引用)

【コメント】
青年がとある部族に侵入していく過程で、自然と共生する彼らの生活様式や思想に魅せられいくスジはもののけ姫っぽいです。

そしてアバターに意識を送り込んで、部族の超自然な生活に魅せられていくうちに、2つの世界のどちらが本当の自分なのか区別がつかなくなっていくスジはマトリックスのようです。

膨大な鉱山資産を目当てに惑星を侵略していくスジは、まるで西部開拓時代のようです。大航海時代のようです。

なので、ストーリーの骨格や設定自体は使いふるされたものです。
おまけにストーリーにちょっと疑問符???が着く箇所あり、脚本は雑な感じがします。例えば、なぜ地球人がこの惑星に対して総攻撃かける必要があるのかよく分かりません。

しかーし、圧巻はその映像表現。ストーリーに目をつぶって、3D CG技術に注目。

おそらく、日本では押井守さんが今後10年くらいかけてやりたかったであろう映像表現を全て先行してやりつくした感があります。
資金力とCG映像の技術力は勝てまへん。日本の映像作家は、映像の技術では勝てないから、キャラクター描写やストーリーで勝負するしかないのかな。

ちなみに、マトリックスでは苦悩の末、現実を選択しましたが、アバターではどうなるか?
それは映画を見てのお楽しみ。