若者はただ上に従うこと、実力主義の会社は厳しく終身雇用の会社は安定していること、仕事の目的は出世であること、就職先は会社の名前で選ぶこと。
すでに21世紀が始まって20年が経ち、世界と日本の状況が様変わりしているのに、未だに現状とは合わなくなった昭和的価値観を無条件に継承している日本企業の体質、そして国民の考え方を鋭く批判する書。
著者が挙げる22の昭和的価値観に対して、豊富なインタビューを交えながら、現状の問題点を挙げて行きます。
現在が過渡期であり、ここに挙げている昭和的価値観に起因する社会の構造的な問題は、社会情勢の変化による外側の変化、あるいは日本人の価値観の変化による内側の変化によって、近い将来大きく変化していくと感じます。
そのためには、企業の変化に期待するのではなく、我々一人一人がまず変わらなければらないでしょう。
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